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特殊技術・工法・機械

鉄筋腐食抑制タイプ表面含浸工法(プロテクトシルCIT)

プロテクトシルCITとは?

プロテクトシルCITは、鉄筋腐食抑制タイプの含浸系表面保護材です。コンクリート表面に塗布するだけで塩化物イオン等の侵入を抑制する吸水防止層を形成します。また、その成分が深く浸透し、鉄筋の不動態皮膜を再生・強化し、腐食を抑制します。


プロテクトシルCIT 効果のイメージ
プロテクトシルCITの特長
  • 成分が内部まで浸透し、鉄筋の不動態皮膜を再生・強化し腐食を長期間抑制します。
  • コンクリート表面に吸水防止層を形成し、塩化物イオンや酸性雨等の劣化因子の侵入を抑制します。
  • 透明な1材の液体であり、塗布しても素材の外観、質感は変わりません。
  • 無溶剤タイプで環境に優しい材料です。
不動態皮膜とは?
鉄筋は、コンクリート中の強アルカリと化学変化を起し、緻密な酸化皮膜(不動態皮膜)を形成します。これがバリアとなり自らを腐食から守ります。

鉄筋の腐食とは?
コンクリート中に塩分が侵入すると不動態皮膜が破壊されます。また、中性化によりコンクリートがアルカリ性でなくなると不動態皮膜が消えてしまいます。
不動態皮膜のバリアが無くなると鉄筋の腐食が始まります。
プロテクトシルCITの用途
橋梁などの土木構造物、建築物、桟橋及び海洋構造物など様々なRC及びPC構造物に使用できます。
  • 新設構造物の予防保全
  • 既設構造物の劣化防止・鉄筋腐食抑制
  • 断面修復等の補修後の再劣化防止

新設コンクリート構造物への塗布(予防保全)


断面修復後の塗布(再劣化防止対策)

プロテクトシルCITの施工管理について

専用施工機による塗布量管理に加え、腐食速度診断器による鉄筋腐食抑制効果の確認試験も行います。


表面含浸材塗布装置

鉄筋腐食速度の測定

鉄筋腐食速度診断機
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