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特殊技術・工法・機械

FRP内面補強工法(光硬化版)

マンホールからマンホールまでのすべての部分補修に対応する非開削工法です。
下水道管渠が埋設された道路には、電気・ガス・水道なども埋設され、開削による布設替えは容易ではありません。長期の開削補修工事は、交通障害や近隣住民への悪影響が懸念されます。 この問題を解決するのが、非開削のFRP内面補強工法です。
既設管路内面のいろいろな損傷に対して、短い工期で効率的かつ経済的な管路の修繕が実現できます。

FRP光硬化内面補強工法は、下水道新技術推進機構より『技術審査証明』を取得している工法です。

部分補修

 FRP光硬化内面補強工法は、硬化方法として光硬化性樹脂を用いて、工場で生産された補修材料(ソフトスリーブ)を施工現場で専用の補修機に装着し、既設マンホールから管渠に引込んで、補修位置にて管内壁面に加圧密着させます。次に補修機に内蔵した紫外線ランプを照射することにより短時間で光硬化樹脂を硬化させ、 部分補修を行なう非開削工法です。特に現場での樹脂配合、含浸、積層作業を行なわない為、均一な品質が確保できます。

FRP光硬化内面補修工法(施工中)

施工中

FRP光硬化内面補修工法(施工中)

施工前

FRP光硬化内面補修工法(施工中)

施工後

 

■適用管径

本 管:φ150㎜~φ600㎜ (補修幅:40㎝)

取付管:φ100㎜~φ200㎜

 

■材 料

補強材 ・・・ガラスクロス、不織布

樹 脂 ・・・光硬化性樹脂(耐食性に優れているビニルエステル樹脂に光硬化開始剤を配合)

 

■仕上げ厚さ

既設管渠の補修後の断面欠損や流下能力の影響を考慮し、

仕上厚さ2.0㎜~3.0㎜としています。
尚、現場条件により更生管の強度を上げる場合は、補強材や材料厚さを変えることで

対応できます。

取付管ライニング

取付管ライニング-施工手順

施工手順

取付管ライニング補修機をセットしライニング材をセットし、取付管内へ反転させます。

1.フレキシブルな材料の為曲がり部分の縮径も少なく、『シワ』が極めて少なくライニング後の流下能力を妨げません。

2.ソフトスリーブはエポキシアクリレート樹脂の使用により、耐食性に優れています。

3.外気温に左右されることなく一定時間で硬化(5mを約30分で硬化)

■適用管径

取付管:φ100㎜~φ200㎜

施工延長 1m~10m

仕上げ厚さ、強度設計値
仕上厚さ 曲げ強度 (N/m2) 曲げ弾性率(N/m2) 引張強度(N/m2) 引張弾性率 (N/m2)
3.0㎜
(ガラスパイル)
80 2,500 25 2,500
4.5㎜
(ポリエステル繊維)
40 2,500 15 2,500

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